PCの所持品・違法品・薬物の扱い
- 一般的に入手可能なもの、自作可能なものであれば、基本的に所持できます。
- 【毒ガス】【細菌兵器】【手榴弾】【爆弾】など、無差別破壊・大量殺戮を容易に可能にする品の所持使用は禁止です。
違法品
- 違法品の入手手段を持つPCであれば所持できます。
- 【治安の良い場所】では隠し持たなければ逮捕されます。隠し持ちましょう。
- 【治安の悪い区画】でも面倒事を避けるためには隠し持つ方が良いでしょう。
合法薬物(処方薬・市販薬など)
【ドラッグストア】【薬局】【医療機関】などが扱う合法薬物は、現実にあるものに基づき描写してください。
違法薬物(覚せい剤・麻薬など)
架空の違法薬物、現実に基づいた違法薬物、どちらも描写できます。次の設定を基準にしてください。
違法薬物を扱わない方は読み飛ばし可です。
違法薬を盛りたい時/盛られる時のポイント
- 他PCに薬を盛りたい時は(●●を酒に混ぜた)など、どんな薬をどんな手段で盛ろうするのか、先に必ず書きましょう。
- 他PCから薬を盛られた時、それを実際に摂取するかどうかは、盛られた側が決めます。たとえば酒に薬を盛られPCが気づいてない場合(つい溢した)などのロールで躱しても良いですし、気付かず飲んでトリップしても良いです。
違法薬物の入手
- 【北ピンク街】【南裏街】【郊外廃墟】の密売人や【リーキランド】から入手可能です。
- 粉や結晶などグラム分けし易いものは【パケ】と呼ばれる小さなビニール袋に入れて売られることが多いです。
- 【違法薬物=ネタ】【薬を売る=押す】【手渡し販売=手押し】【買う=引く】といった隠語があります。
架空の違法薬物
架空の違法薬物は、その設定を百科事典に登録した上で扱ってください。設定は次のルールに沿って立ててください。
- 百科事典登録時にカテゴリ【地域系薬】を選択する
- パーティードラッグ、セックスドラッグなど娯楽目的の薬
- 幻覚を見る、眠くなる、健忘するなどリアリティを重視した作用・副作用
- 他のドラッグと同様の療法(ダルクへの通所、認知行動療法など)により依存症から回復可能
- 致死性が高い薬は禁止
- 市販薬、処方薬、医療薬の禁止
- 無味無臭無色透明の禁止
- ファンタジー的な効果(耳が生える、見た目が若返るなど)の禁止
架空の違法薬物は、街内では【地域系薬】という俗称で呼ばれています。取締側発の俗称で、陽ヶ丘地帯に使用者が集まっていることが由来です。ロール中で「地域系薬」という単語が出てきた時は、PLは架空薬物と理解してください。
現実に基づいた違法薬物
有名なものは次の設定を記述に扱ってください。
- 横流しされた処方薬
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- 【ハルシオン】【エチゾラム】【サイレース】など向精神薬・睡眠薬・抗不安薬が人気。
- 価格は売り手と買い手次第で決まる。
- 偽物や粗悪品はほぼない。品質は安定している。
- 背景には「自分への処方薬を売り捌く患者」や「医師から薬を処方され密売人に渡す闇バイト」が存在する。
- 覚せい剤(別称:シャブ/アイス/冰毒(ビンドゥ)など)
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- 化学的に化合して作る麻薬。
- 白色粉末または透明結晶の無着色高純度のものが人気。
- 相場は0.1gあたり5千~3万円。
- 標準的な使用量は1回当たり0.02~0.03グラム。静脈注射(ポンプ、ニードル)、過熱吸引(あぶり)、鼻腔吸引(スニッフリング、スニフ)などで摂取。
- 半日ほど気分爽快になり、疲労が消えて集中力が向上し、眠気が飛ぶ(過覚醒状態)。性的興奮も容易く増幅されるが、男性は勃起不全になる。喉が乾き汗が出て、動作や視線に落ち着きがなくなる。常用すれば肌が荒れ痩せる。
- ほとんどが海外製造。犯罪組織が密輸・販売している。
- 偽物や粗悪品が多く出回っている。
- 類似効果を求めて市販の咳止め薬や風邪薬を大量摂取するケースもある。
- コカイン、クラック・コカイン(別称:ロック)
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- コカインはコカの木から作られる塩化物。医療用では局所麻酔薬として使われる。
- コカインの粉と重曹を混ぜ、白い塊にしたものがクラック・コカイン。
- 相場は1グラムあたり2~5万円。
- 標準的な使用量は1回当たり0.03~0.3グラム。静脈注射(ポンプ、ニードル)、過熱吸引(あぶり)、鼻腔吸引(スニッフリング、スニフ)などで摂取。
- 効果は覚せい剤と似ているが、持続時間が短く、より強く効く。
- 全て海外製造。犯罪組織が密輸・販売している。
- 覚せい剤よりも入手が難しい。
- エクスタシー/MDMA/Molly(モーリー)
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- MDMA錠はカラフルなエクスタシーの錠剤。Mollyは純度の高いエクスタシーの粉末でカプセルに入っていることが多い。
- 1錠で3千~5千円が相場。
- 通称・愛の薬。他の人への親近感や一体感が高まり、多幸感が溢れ出す。
- ほとんどが海外製造。犯罪組織が密輸・販売している。
- 偽物と粗悪品が多く出回っている。
- ヤーバー
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- 覚せい剤、カフェイン、その他を混ぜて作られたカラフルな錠剤。
- 1錠/1千~2千円が相場。
- タイで人気。
- 効果は劣化版覚せい剤。基本的に何が入っているかわからない粗悪品。
- 乾燥大麻(別称:マリファナ/草など)
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- 大麻草を乾燥させた加工品。リーフ(葉)よりも、バッズ(花穂)の方が有効成分が強く好まれる。
- 価格は1g3千~1万越えと品質によって幅がある。一回の使用量は少なくて0.1-0.2gほど。
- 刻んで喫煙(パイプ、ボング(水タバコ)、ジョイント(紙巻き煙草化))や、食材として調理(スペースケーキ/クッキー/マフィン)するのが人気の摂取法。
- 大麻草の原産地によってサティバ系とインディカ系、2つを掛け合わせたハイブリッド系に大別される。
- サティバ系は精神が高揚し、活気に満ちて五感が冴える。食欲が増進されなんでも美味しく感じられる(マンチー)。
- インディカ系はストレスや痛みを和らげ、リラックスの効果がある。こちらもマンチーになる。
- 効き方がシチュエーションに左右される。悪い環境で吸えば鬱になり気持ちが悪くなる。
- 犯罪組織が密輸・販売するケースが大半だが、国内愛好家が密かに栽培し個人密売するケース、愛好家が犯罪組織に品を卸すケースも。「大麻草を栽培する闇バイト」も存在する。
- 世界的には合法化ないし非刑罰化の流れ。
- 合法国の大麻製品(オイル、グミ、キャンディ、チョコなど)が密輸されるケースもある。
脱法ハーブ・合法ドラッグの設定
法律で規制されないように、覚醒剤や麻薬の化学構造を真似て作られた薬物も存在します。
これらはアダルトショップや雑貨店で売られており、密売人に接触しなくても入手できます。
規制と開発のいたちごっこ状態で入れ替わりが激しく、覚せい剤やMDMAよりも効き目は弱い傾向で、重篤な中毒症状を引き起こすものも存在します。
- ハーブ:乾燥植物片に有効成分を添加した製品。「お香」として販売。
- リキッド:液体状の製品。「アロマ」「芳香剤」として販売。
- パウダー:粉末状の製品。「入浴剤」「植物活性剤」として販売。